ふるさと納税で、ワンストップ特例申請をおこなう際、本人確認が必要です。
マイナンバーカードを持っている人は、カードの表と裏のコピーを取って同封して郵送すればOKというルールがあります。
たしかに、住民票やら揃えて送るのはめんどうなので、ある程度楽。
しかし、当初「流出したら危険だから、大事に保管して!」って言われてたものを、紙にコピーして郵送しても良いものか。
発行当初と違って、最近では健康保険証と紐付けられていたり、銀行口座と紐付けられていたりします。
カードのコピーを取って送るだけで本人確認ができるのなら、どうにかしてコピーを入手すれば、本人になりすまして別人が「本人確認」出来てしまうってことになりますよね。さらに、不正に本人確認したい人に情報が販売されたり…。
カードには顔写真が掲載されていますが、郵送だと顔写真が送った本人かどうかもわかりません。
ふるさと納税の場合は、そもそも寄付金を払って、その30%以下を、本人の市民税と相殺するというものなので、不正使用のメリットが無いかもしれません。しかし、他のマイナンバー本人確認に流用できてしまうってことは覚えておいたほうがいいかも。
なお、ふるさと納税では、マイナンバーカードの白黒コピーで良いことになっています。万が一の流出を考えると、コピーが白黒で良い場合は、必ず白黒で提出するようにすると良いかも。
実は、マイナンバーカードを持っていても使えないケースがあります。
それは、引っ越しなどをして、引越し先の住所がマイナンバーに反映されていない場合。
そんなの、役所に行けばチャチャッとできるでしょ、と思いがちですが、実は場合によっては手続きに1ヶ月かかる場合があります。
引っ越しの場合は、マイナンバーカードの追記欄に新しい住所を役所で追記してもらえば住所変更完了。
しかし、マイナンバーカードの有効期限切れ(成人の場合、発行して10年で失効)だと、再発行手続きとなり、1ヶ月ほど待たされるんです。
また、引っ越しを何度もおこなって、追記欄いっぱいになってしまった場合も、再発行となります。